石鹸と刺激性
石鹸やボディソープ、頭髪用シャンプーを使った後に、 「肌がつっぱる」「皮膚がひりひりする」という感じを 持った経験は、どなたにでもあると思います。 これは、合成洗剤に含まれる、さまざまな化学合成物質が 皮膚を刺激している可能性が高いと考えられます。
十分にすすぎがされずに、皮膚に残った石鹸成分の中の 化学合成物質(添加物)が、汗などと反応して、皮膚に刺激を 与えていると考えられます。
ところが、「無添加石鹸」と表記されたものを使用しても、 その原料となる油脂の種類や質によっては、 「肌がつっぱる」「皮膚がひりひりする」といった刺激性に 大きな違いが出てきます。さらに、それは無添加石鹸にも化学添加物が隠されている場合が 少なくないことを意味しています。
「無添加石鹸」と書かれた石鹸のパッケージに記載された 成分表示を見ると、「石けん素地」とだけ書かれており、 肝心の原料油脂が具体的に書かれていないものを よく目にします。「石けん素地」とは石鹸のもととなるものですが、 油脂の原料を公表したくないメーカーが、この表記を 使う傾向があります。
原料名を表示しない「石けん素地」には、工業用油、廃油、 牛脂などの動物系の脂が使われていることが多く、 これらは一般に肌を刺激する場合が多いことで知られています。
また、パーム油(やし油)は、安価で手に入り、石鹸を固まりやすくする 作用があるため、石鹸の原料油脂としてよく使用されていますが、 このパーム油(やし油)も肌への刺激性が強いことで 知られています。
安全な石鹸、素肌にやさしい石鹸を選ぶ際には、石鹸の原料となる油脂の種類にも 注意を払うことが必要です。
:牛脂などの動物性の油脂
:植物性であっても工業用の植物性油
:パーム油(やし油)等
は、本来、スキンケアには向かない原料と言えます。
石鹸の原料となる油脂には、食用の植物性オイル(食べられるオイル)で ある大豆、オリーブ、アーモンド、椿等の自然素材が適しています。
*元来、石鹸は植物性の油脂から作られていましたが、
第1次世界大戦中、深刻な物資不足にあえいでいたドイツが、
食料以外のものから石鹸を作り出そうと躍起になった結果が、
石油から合成して、洗浄剤を作り出すことを発明したことが、
化学合成洗剤の始まりとなっています。
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